ビッグタイトルです!
ジョージ・オーウェルの『1984年』の山形先生の新訳が、CCライセンスで公開されました。すばらしい!
そのうえ今回は、いつもよりもたくさんのフォーマットで公開されております。
フィクションは基本的には縦書きで読みたい派なので、縦書きepubを選択してみました。が、ルビがふられた文言が表示されてない不具合があるようでしたので、自作の縦書きepubを作ってみました。
もとにしたフォーマットはWeb版です。縦書き化に当たって、数字といくつかのアルファベットを縦書き対応にしています。
縦書きEpub
縦書きepubは通常、神ツールであらせられる「AozoraEpub」を使ってepub化した上で、再度Sigilで細部を編集することが多いのですが、今回は必要最低限の縦書き用CSSを作成して、Web版を自力で縦書き化してみました。
ちなみにWebをepub化する場合は、Sigilのコンパニオンツールである「PageEdit」にコピペして作る、という手抜きです。
縦書き化は、下記3項目を編集してます。
- CSSで縦指定(writing-mode: vertical-rl;など)
- opfファイルを <spine page-progression-direction="rtl"> と編集
- 横になった数字やアルファベットを縦に
この横になった文字の縦化がめんどくさい。世の中には便利な変換をしてくれるツールもありますが、基本的には、漢数字を使用する方針で変換しちゃってます。会話文と地の文で表記を変えてしまったものがあるかもしれません。
なお、いつもは、ついでにざっと校正できる所はしておくんですが、今回はとりあえず縦書き化したところで公開してます。